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内容説明
「バーター」「共演拒否」で芸能プロダクションに絡め取られたテレビ局。芸能界の中枢で蠢く談合組織で調印された「秘密協定」の謀略。バーニングプロダクション・ケイダッシュ・ジャニーズ事務所・吉本興業による「市場独占」の醜悪。「暴力団」による芸能界支配の裏面史。マスコミがひたすら黙殺する日本最大のタブー「芸能界」を震撼させる乾坤一擲の書!
目次
プロローグ 北野誠事件
第1章 干された芸能人
第2章 「芸能プロダクション」とは何か?
第3章 抵抗の歴史
第4章 「ナベプロ帝国」の落日
第5章 ジャニー喜多川の少年所有欲求
第6章 「免許のないテレビ局」吉本興業
第7章 バーニングプロダクションと暴力
第8章 韓国、ハリウッド、声優業界
第9章 芸能と差別
付録 カリフォルニア州労働法・タレント斡旋業規制条項
著者等紹介
星野陽平[ホシノヨウヘイ]
フリーライター。1976年生まれ。東京都出身。2001年、早稲田大学商学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🐾Yoko Omoto🐾
166
「タレントは一般の労働者が当然持っている労働基本権を持っていない。それを阻んでいるのがタレントを管理する芸能プロダクションであり、それを組織化した事業者団体の存在だ(本文より)」昔から噂には聞いたような話が実名で例をあげて書かれており、芸能界というのは一般的な常識が全くと言っていいほど通用しない特殊な世界なのだなということが改めてわかる良書。某男性アイドル事務所社長の破廉恥な性癖や出来レース丸出しの賞獲り合戦、恫喝や脅迫まがいでの権力誇示、それらは一般社会では全て罪になることではないのだろうか。→(続)2016/07/11
らむり
45
楽しめました。軽んじられる人権と、芸能界独特の悪しきルールにはビックリ。ジャニーズと よしもとのお話は特に興味深かった。2014/09/07
Tui
40
よく出版できたなあ、と驚く。干された芸能人や関わった大手プロダクションが、ほぼ実名で登場し、ヤクザのような横暴と、奴隷制度のような拘束ぶりの歴史が暴露されています。ホリプロ、バーニング、ジャニーズ、よしもと、等など。これら芸能プロダクションの所有物として扱われるタレントに人権はないとさえ思えてきます(きっとそうなのでしょう)。かといって弱小プロダクションだと、泉ピン子のようなパワータレントに骨抜きにされてしまうそうで。いや、すごい世界ですね。読後、バラエティやお笑い番組を素直な目では観られなくなります。2015/04/13
ヘビメタおやじ
34
問題は、一人で多大な額を稼ぐ芸能人から吸い上げて稼ぐ、超虚業である芸能マネージメントという会社組織そのものにあると思います。一人の稼ぎに大勢が組織として群がる姿はおぞましいですね。アメリカの芸能への考えには、消えかけているアメリカン・ドリームが見えます。日本のマスコミの劣化には、心から同感です。2017/08/21
澤水月
32
2段組極めて骨太な本。最大のタブー・バーニング周防氏と暴力の章、あれだけ隆盛誇ったビーイング長戸氏逼塞の真相(襲撃事件知らなかった!)など元々芸能に疎く虚心坦懐に取材した著者は無事で済むのかなど心配。ジャニー氏の少年性虐待確定判決が90~00年代だけでなく、60年代にもあったとも知らなかった!B、J系楯突きほか俳優引き抜き禁じる五社協定から今に繋がる独立→干しの構図、五社協定が細かく説明され非常に判りやすい。交換条件とは別、抱き合わせ「バーター」の語源が「束」の業界用語てのも仰天。「河原乞食」問題(コメ続2014/06/09
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