内容説明
文豪・芥川龍之介、菊池寛の名訳『アリス物語』の原文旧仮名をそのままに、蠱惑的な山本タカトの挿画を散りばめた、全く新しい『不思議の国のアリス』が今ここに誕生!世界中で愛され、多くの翻訳本が刊行されているルイスキャロルの『不思議の国のアリス』。芥川龍之介、菊池寛による、ユーモアたっぷりな訳文と、日本現代耽美主義の第一人者・山本タカトの挿画が、魅惑的で新しい「不思議の国」へと誘います。
著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス]
1832‐1898。イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンで、作家として活動する時にルイス キャロルのペンネームを用いた
芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
1892‐1927。日本の小説家。号は澄江堂主人、俳号は我鬼。東京出身。日本近代文学における短編小説の完成者と称され、数多くの名作を残した。体力の衰えと「ぼんやりした不安」から自殺。その死は大正時代文学の終焉と重なっている
菊池寛[キクチカン]
1888‐1948。日本の小説家、劇作家、ジャーナリスト。京都帝大在学中より芥川龍之介らと同人誌『新思潮』(第三次・第四次)の刊行に参加。実業家としても文藝春秋社を興し、芥川賞、直木賞、菊池寛賞の創設に携わった
山本タカト[ヤマモトタカト]
1960年秋田生まれ。東京造形大学絵画科卒業。80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。90年代初頭から、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに、小説の挿絵を描き出す。その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。表紙絵・挿絵の制作、個展の開催など、意欲的な活動をつづける。国際浮世絵学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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