著者等紹介
コルテス,ベルナール=マリ[コルテス,ベルナールマリ] [Kolt`es,Bernard‐Marie]
劇作家、小説家。1948年、フランス東部、ドイツとの国境に近い都市メッスに生まれ、22歳にしてストラスブールで演劇に目覚め、自前の小劇団での活動を経て、77年、『森の直前の夜』をアヴィニョン・オフで上演した頃より本格的に劇作に入る。83年、ナンテール・アマンディエ劇場でパトリス・シェロー演出による『黒人と犬どもの闘争』ののち、一躍パリ演劇界の寵児となった。モノローグの多用など、劇作法も独自で、フランス演劇ではときに「コルテス以後」という言葉が使われるほど、同時代、あるいは、以後の世代に大きな影響を与えたし、与え続けている。初期の、作者自身がのちに忌避した習作的な作品を除くと、いずれもシェローが演出した『西埠頭』に、『綿畑の孤独のなかで』、『砂漠への帰還』、89年にかれがエイズで没したあと、ベルリンでペーター・シュタインが初演した遺作『ロベルト・ズッコ』等が代表作。小説は『プロローグ』、『都市のなかとても遠くへ馬での逃走』その他
佐伯隆幸[サエキリュウコウ]
1941年生。演劇評論家。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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