内容説明
19世紀、灼熱の砂漠を渉り、聳え立つ山脈の懸崖を越えてひたすら西へ3000キロ、“理想郷”をめざした植民者たち。その足跡、苦難のドラマを現地に辿り、20万キロを渉猟した著者の旅―大西部の壮絶なる自然、人や動物たちとの出会いと対話を綴り、人と文明を思索する“時の旅人”の物語。
目次
出発
夢の果てた谷
グリズリーの河
グリズリーの山
シャリーンの山
幻の河
グリズリーの消えた原野
死に絶える河
豊かなる無の砂漠
フンボルト・リヴァー
砂の河
透明な湖
死の谷
甘い河
寒い河
豪雪の谷
エデンの氷河
エデンの銀河
著者等紹介
木下高徳[キノシタタカノリ]
東京に生まれ、長野県松本市にて成育、10歳から働きはじめ、20以上の仕事を転々とする。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、跡見学園女子大学勤務
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