内容説明
大規模林道の建設が始まって四半世紀、林業開発のためという名目で大規模な道路建設が山を崩し、谷を埋める。自然破壊しかもたらさない、意味のない事業に税金がムダ使いされる。本書は、全国の大規模林道事業の現状を総点検し、不必要な公共工事を鋭く告発、その即時中止を訴える。
目次
「大規模林道」は本当に必要か?
山形県知事、大規模林道・葉山(白鷹)工区中止を宣言―1997年の取組みを振り返って
イヌワシを追いやる福島の大規模林道
北海道の大規模林道問題
北上山地大規模林道のいま
四万十川流域で進む大規模林道の実態
環境影響評価法と大規模林道
大規模林道問題全国ネットワーク誕生史