内容説明
本書は、北海道・二風谷から本州各地を経て沖縄・宮古・八重山にわたって日本列島を縦断し、現地からの生の報告をもとに、公共事業の存在意義を問い直す。
目次
制動装置なきシステムが「無目的ダム」を作る
大地を切り裂く「治水」プロジェクト
住民運動の盛り上がりで工事休止
デメリットばかりが目立つ無意味な道路
空港計画は誰のため?
違法道路が新たな災害の芽を作る
長野土石流災害に冬季五輪の影
公共事業見直しの空気の中で、問題解決に六政党が結束
土地改良事業がサンゴ礁を脅かす
風土の違いを無視して進む農地造成
島の自立をはばむリゾート開発
小さな島の巨大開発
公共事業の大義
総合社会影響事前評価制度の樹立を