内容説明
沖縄復帰前夜1971年11月10日、沖縄ゼネストの渦中、染色家・松永優が警官殺害の犯人にデッチ上げられた。無実を勝ちとるまで5年、さらに人権補償を求めて18年の苦難の歩みが浮き彫りにしたものは何か。一青年の人生をズタズタに切り裂きながら、なお国家賠償を拒む国、そして、それを支持する最高裁判所の犯罪を鋭く指弾する。
目次
第1章 冤罪・松永事件
第2章 国賠―はじめの苦痛
第3章 法廷の現実
第4章 それでも闘いは続く
第5章 最高裁判所の犯罪
第6章 国賠の未来に向かって
解説 沖縄復帰前夜
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