出版社内容情報
【目次】
内容説明
デジタル教科書は、基本的には紙の教科書と同じ内容をデジタル化したもので、児童生徒は1人1台の学習用端末で見ることができます。文部科学省によってデジタル教育が始まり、デジタル教科書の導入が推進されています。しかし、学校現場では小学校の60%、中学校の50%が健康影響を懸念しています。目の疲れや肩、腰の痛みを訴える子供がいます。また、海外の研究報告では、紙の教科書より、読解力など学習能力や成績の低下がみられ、メンタルヘルスへの悪影響も指摘されています。こうしたことからスウェーデンでは、元の紙の教科書に戻しました。本書は、デジタル教科書の学習・発達・健康への影響を点検し、そのメリット、デメリットを検証し、デジタル教科書のリスクを指摘します。
目次
1 デジタル教科書とは?(デジタル教科書にはどんなメリットとデメリットがありますか?;デジタル教科書を使うことで、日本でも健康問題が起きていますか?;デジタル教科書を導入した国では、どんな健康問題が起きましたか?;デジタル教科書から発生するブルーライトは視力を低下させますか?;デジタル機器の利用で懸念される近視を防ぐ方法はありますか?)
2 Wi‐Fi電磁波の影響は?(学校無線LANの電磁波は子どもの健康に有害な影響がありますか?;学校Wi‐Fiの電磁波は、国の指針を守っているので安全ですか?;子どもたちの電磁波被曝量は、家庭と学校のどちらが多いですか?;学校Wi‐Fiのある教室の電磁波は、どのくらい強いのですか?;Wi‐Fiの電磁波は人間以外の生物にも影響を与えますか?;電磁波過敏症の子どもを守るための対策を取っている国はありますか?)
3 子どもの発達への影響は?(デジタル書籍は子どもの発達に悪影響を与えますか?;デジタル機器利用で子どもの心身にどのような影響が出ますか?;子どものデジタル機器利用について医師会はどう考えていますか?;スウェーデンはなぜ紙の教科書に戻したのですか?;ユネスコが学校での生成AI使用を禁止しているのは本当ですか?)
4 スマホと携帯電話基地局の影響は?(子どもが幼い頃からスマートフォンを使わせても大丈夫ですか?;学校周辺の携帯電話基地局の電磁波も子どもに有害ですか?)
5 IT社会と子どものプライバシー保護(子どもの個人情報を保護するために、どのような規制がありますか?;デジタル教育では子どもたちのデータも収集されるのでしょうか?;私たちの個人情報も企業や政府に収集されているのでしょうか?;AI普及に伴い、バイオコンピューターも開発されていますか?)
著者等紹介
加藤やすこ[カトウヤスコ]
1966年北海道生まれ。環境ジャーナリスト。化学物質過敏症、電磁波過敏症発症後は、これらの環境病をテーマに執筆。電磁波過敏症の患者会『いのち環境ネットワーク(旧・VOC‐電磁波対策研究会)』代表。同会サイトでは海外の文献の訳文なども紹介し、ダウンロードできる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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