内容説明
太陽光発電・風力発電・バイオマス発電など再生可能エネルギーは、脱原発・脱炭素社会実現の切り札になっていて、導入が促進されています。しかし、ただやみくもに推進すると、低周波公害、電磁場被曝などの健康被害だけでなく、住民が守ってきた自然や景観が破壊されてしまいます。情報公開を積極的に行い、地域住民が意思決定に参加できる仕組みが必要です。本書は、再生可能エネルギーの問題点と課題を考えます。
目次
第1章 気候変動と再生可能エネルギーの問題点
第2章 風力発電所から発生する音と電磁波の影響とは
第3章 太陽光発電とバイオマス発電の問題点(太陽光発電の問題点;各地で起きた反対運動;農地と森林の開発;木質バイオマスと森林伐採)
第4章 デジタル機器の増加と電磁波被曝(インターネット利用と温室効果ガスの増加;枯渇する金属資源と環境・健康への影響;無線通信とサイバー攻撃)
第5章 環境アセスメントは機能しているか?(住民の声を反映しない環境影響評価)
著者等紹介
加藤やすこ[カトウヤスコ]
1966年北海道生まれ。環境ジャーナリスト。化学物質過敏症、電磁波過敏症発症後は、これらの環境病をテーマに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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