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内容説明
「あなたに答える必要はありません」。菅義偉・内閣官房長官は望月衣塑子東京新聞記者の質問にこう言い放った。官房長官記者会見で、望月記者は歯に衣着せぬ物言いで質問をぶつけ続けている。その一方で、その質問内容をめぐって、東京新聞(中日新聞東京本社)は、首相官邸から何度も抗議の申し入れを受けていた。長期化する安倍政権下で起きている、望月記者への質問妨害、「面前DV」、「いじめ」。腰が引ける内閣記者会。官邸が東京新聞に行った9件の申し入れはどんな内容だったのか。本書では、官邸が苛立ちを見せた「望月質問」についての東京新聞への申し入れを、時系列にそって検証。政権による報道圧力、メディアの自殺行為ともいえる記者クラブの対応など、報道の危機の現状に肉薄する。
目次
「問題意識の共有」2018年12月28日
「認可保留決定が出た」2017年8月25日
「政府側がドタキャンした」2018年1月16日
「安倍首相は記事修正後も朝日批判」2018年3月1日
「会見削減を言いたいのか」2018年3月29日
「相談記録は個別に答えない」2018年5月29日
「メモの調査を」2018年6月19日
「強行採決が行われた」2018年11月28日
「防衛省、実態把握できてない」2018年12月26日
「投票権踏みにじる」2019年1月18日
「質問妨害の再開」2019年5月21日
「非常に不当な扱いを受けている」2020年1月22日
「メディアの自殺行為」2017年9月12日
著者等紹介
臺宏士[ダイヒロシ]
1966年埼玉県生まれ。早稲田大学卒。1990年から『毎日新聞』記者、2014年フリーランスのライターに。メディア総合研究所の機関誌『放送レポート』編集委員、特定非営利活動法人報道実務家フォーラム副理事長、新聞労連ジャーナリズム大賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
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