内容説明
福島第一原発事故から5年、政府・マスコミは事故を過去のものとして風化させようとしている。しかし海外メディアが伝えるフクシマの現実は恐るべきものだ。東京は放射性セシウムの「超微粒ガラス球プルーム」に襲われ、呼吸器被曝による人体への影響が必至。凍土遮水壁は上手く行かず汚染水は海へ垂れ流し。600トンもの溶融核燃料が地下に潜り再臨界し暴走する恐れ―などなど、憂慮すべき真実が、日本のメディアでは報道されない。本書は、海外メディアが伝える「フクイチ」の恐るべき現実、日本のメディアが絶体に伝えない真実を明らかにする。
目次
第1章 天網は漏らさず(「マニュアル」ではなく「法」に違反;特措法・炉規法に違反 ほか)
第2章 4号機の怪(3号機を上回るプルームが4号機から出ている!;プールに「キラっと光って」水はあったと東電社員は言った! ほか)
第3章 六〇〇トンの黙示(豪ABCインタビューで初めて明かす;ヒロシマ核分裂ウランの六〇万倍 ほか)
第4章 「未来浄土」へ(公演告知から消された「フクシマ」;ドイツ人特派員の告発 ほか)
著者等紹介
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生まれ。東北大学法学部卒。北海道新聞社に入社し、根室支局、小樽報道部、札幌本社社会部記者、東京社会部記者、カイロ特派員、外報部デスク、社会部デスク、論説委員を務めたあと、1995年に中途退社してフリーのジャーナリストに。2009年3月まで東京医療保健大学特任教授。個人ブログ「机の上の空」で「フクイチ」情報などの発信を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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