変貌する世界の緑の党―草の根民主主義の終焉か?

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変貌する世界の緑の党―草の根民主主義の終焉か?

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  • サイズ B6判/ページ数 460p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846113209
  • NDC分類 315
  • Cコード C0031

内容説明

今や緑の党は世界的な存在となった。1980年前後、政治の表舞台に登場した時には、エコロジーの旗を掲げた小政党と受け止められていた。ところがその後、欧州各国では短期間に連立政権に参加し、今では世界90カ国で活動している。しかし、「アマチュア運動家の党」として出発した緑の党も、職業政治家が支配する議会政治という枠組みの中で生き残るためには、自己改革を迫られた。「反政党の党」と称していたラディカルなドイツ緑の党も、自らを「政党システム内のオルタナティブ」と位置づけるようになった。「緑の党は議員政党になった」といった批判もある。緑の党が、どのような過程を経て自己改革を進め、政党政治の一画を担う存在となったのか。その過程の中で「草の根民主主義」という原則はどのように変化したのか。本書は、欧米14カ国の緑の党を比較分析することで、その問いに答える。

目次

第1部 序論(「アマチュア運動家の党」から「プロフェッショナルな選挙政党」へ?―西欧民主国家における「緑の党」の組織変容について)
第2部 連立政権に参加した経験をもつ緑の党(ドイツにおける緑の党の進化 アマチュアリズムからプロフェッショナリズムへ;「フランス緑の党」制限された状況下で変化した運動家の文化と実践 ほか)
第3部 国会議員を誕生させた緑の党(スイス「オルタナティブ」と「自由主義」、二つの緑の党;選挙に勝つための戦い―オーストリア緑の党における組織の進化 ほか)
第4部 少数の国会議員を擁する緑の党(実験的な進化 オーストラリアとニュージーランドにおける緑の党の発展;イギリスにおける緑の党 組織の変化と継続性 ほか)
第5部 結論(結論「ケンタウロス」に成長した緑の党)

著者等紹介

フランクランド,E.ジーン[フランクランド,E.ジーン] [Frankland,E.Gene]
アメリカ・インディアナ州マンシー市・ボール州立大学の欧州政治学教授。専門は、欧州の比較政治学、およびアメリカにおける環境法と環境政策

ルカルディ,ポール[ルカルディ,ポール] [Lucardie,Paul]
オランダ・フローニンゲン大学において、1979年から2011年まで政党資料センターの研究員を務める。専門は、オランダの新党や急進的政党とイデオロギー

リウー,ブノワ[リウー,ブノワ] [Rihoux,Beno^it]
ベルギー・ルーヴァンカトリック大学の政治学教授。専門は、比較政治学、民族運動と社会運動、政党と新しい社会運動

白井和宏[シライカズヒロ]
1957年横浜生まれ。中央大学法学部卒、英国ブラッドフォード大学ヨーロッパ政治研究修士課程修了。生活クラブ神奈川理事、生活クラブ連合会企画部長を経て、生活クラブ・スピリッツ(株)代表取締役専務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

7
2008年初出。緑の党のアイデンティティである草の根民主主義(21頁)。ドイツのポグントケは底辺民主主義が新党核心とする(27頁)。共に、1970年代から生まれて緑の党に発展した思想(54頁)。アラン・リピエッツは緑の党を、ラディカルな改良主義者と呼んだ(103頁)。レギュラシオニスト、リピエッツは懐かしい。政治を市民主導に変えていく。この流れに逆行するのは、秘密保護法。とりわけ、環境保全面での情報共有は重要なのに、困ったもんだな。2013/12/02

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