内容説明
「北方領土問題」は日本とロシア間の第二次大戦の「戦後処理」問題である。それがきちんと処理されないまま、60年以上も互いに譲らぬ議論を続け、今日の膠着状態に陥っている。しかも日本は解決のチャンスを自ら逃し、その間ロシアは外資を導入し開発をすすめ、ますます解決不能に見える。本書は「北方領土問題」の歴史を分かりやすくまとめ、どう解決すべきかを考える。
目次
「北方領土問題」って何ですか?
「千島列島」と「北方領土」は違うのですか?
北方四島が「父祖伝来の日本固有の領土」って、本当ですか?
「北方領土」はどんな島から成り立っていますか?
日露間で最初に千島列島に国境を画定したのはいつですか?
日露間で樺太と千島を交換したって、本当ですか?
第二次大戦でソ連はなぜ日本と中立条約を結んだのですか?
ソ連はなぜ日ソ中立条約を一方的に破棄したのですか?
サンフランシスコ平和条約は日本の領土をどう定めたのですか?
日ソ共同宣言って何ですか?
米ソの冷戦は「北方領土」問題にどう影響しましたか?
冷戦終了後、日ソ間の交渉は前進しましたか?
ソ連が崩壊し、領土交渉はどうなりましたか?
ノーネクタイ会談って何ですか。うまく行ったのですか?
ペレストロイカ以降、ソ連(ロシア)でも多様な意見が出るようになったそうですね
プーチンが大統領になってから、何か前進しましたか?
北方四島の「ロシア化」が進んでいるそうですね
まとめ―「島」はもう、還らないのでしょうか?
著者等紹介
小笠原信之[オガサワラノブユキ]
1947年、東京・湯島の生まれ。小石川高校、北海道大学法学部卒。北海道新聞の記者のあと、中途退社し、フリージャーナリストとして活動するかたわら、河合塾講師、東京大学客員教授として教壇に立った。2012年7月18日、64歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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