内容説明
秘密のヴェールに包まれた、現代の「諜報企業」による、産業化した「諜報活動」―。その暗躍の実態はしかし、闇の奥に潜んでいて、私たちには皆目、見当が付かない。路地裏の探偵ならイメージも湧こうが、世界的な「諜報企業」による「諜報活動」となると、一体どんな人物が、どこで何をやっているものなのか想像すらできない。しかし、グローバル化した経済においては、より重大かつ危険な「秘密」や「情報」が企業活動の成否を決めており、諜報ビジネスは、企業の世界的な活動にとって今や不可欠なものと見なされている。本書は、米国の調査報道ジャーナリストの第一人者がその全貌を世界で初めて明らかにする。
目次
暗号名はユッカ
第1部 贋金島とディープ・チョコレート(高貴なる天職;すべては金のため;あの男が消えた!;悪党バスターズ;チョコレート戦争)
第2部 テクニック・テクノロジー・タレント(戦術的行動評価;エディ・マーフィ戦略;名なしのニック;クレージーが勢ぞろい;この国はそれでも偉大な国か?;寒い国から来たスパイ)
著者等紹介
ジャヴァーズ,エイモン[ジャヴァーズ,エイモン][Javers,Eamon]
1972年、フィラデルフィア生まれ。コルゲート大学卒。ワシントンの連邦議会をカバーする週刊の新聞、「ザ・ヒル」のレポーターとして記者活動を開始し、その後、経済誌の『ビジネス・ウィーク』に移籍。政治専門紙「ポリチコ(Politico)」のホワイトハウス担当となり、2010年7月にはCNBCテレビに移籍し、ワシントン特派員としてレポートを開始して現在に至っている。2006年にはノースウェスタン大学メディア・ジャーナリズム大学院から、「調査報道賞」を受賞
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生まれ。東北大学法学部卒。北海道新聞社に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を歴任後、1995年に中途退社し、フリー・ジャーナリストに。2009年3月まで、東京医療保健大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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