内容説明
所得の二極化が進み、様々な理由で生活保護を受けなければ、生活できない人が急増している。しかし、行政は、自ら招いた財政難から、逆に保護を受けさせないように、窓口で面接を強要したり、生活保護申請書を渡さないなどの「水際作戦」を展開している。また、働けない人に働くことを強制したり、平気で嘘をつき、あきらめさせるなどして、泣き寝入りしている人も多い。本書は、こうした生活保護行政の妨害を突破して、生活保護を獲得する方法を懇切丁寧に説明している。
目次
第1章 生活保護の制度の仕組みは、どのようになっているのですか(生活保護とは、どんな制度ですか;生活保護法の基本原理とは、どのようなものですか ほか)
第2章 生活保護を申請する手続は、どのようにするのですか(生活保護を申請する際の手続は、どのようにするのですか;生活保護の申請前の「面接相談」には、どう対応するのですか ほか)
第3章 生活保護の種類と内容は、どのようになっていますか(生活扶助の内容は、どのようになっていますか;教育扶助の内容は、どのようになっていますか ほか)
第4章 保護の要否や程度の決定は、どのようになされますか(保護の要否の判断基準は、どのようになっていますか;最低生活費の認定は、どのようにするのですか ほか)
第5章 生活保護の各種の処分への不服申立は、どうするのですか(処分に対する不服申立とは、どういう制度ですか;不服申立書は、どのように作成するのですか ほか)
付録
著者等紹介
矢野輝雄[ヤノテルオ]
1960年、NHK(日本放送協会)入局。番組編成、番組制作、著作権、工業所有権のライセンス契約などを担当。元NHKマネージング・ディレクター。元NHK文化センター講師。現在、矢野行政書士社会保険労務士事務所長、市民オンブズ香川・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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