内容説明
東京・墨田区の「押上・業平橋地区」に新東京タワーが建設されようとしている。高さ610メートル、「世界一」といわれる新タワーは、アナログ放送が終了するとされる2011年7月以後の地上デジタル放送のため、というのが建設の理由だ。だが、地デジはすでに東京タワーから発信されているし、タワーからの電磁波が健康に及ぼす影響が懸念される。本書は、建設予定地近くに住むジャーナリストが、新東京タワーの問題点を総ざらえし、本当に必要か、安全か、そして地域の活性化に役立つのかを総点検し、地上デジタル化はどこが問題かを明らかにする。
目次
第1部 新東京タワーとは
第2部 新東京タワーの電波は大丈夫か?
第3部 新東京タワーで地域はどうなる?
第4部 新東京タワーは不要
第5部 地上デジタル化の問題点
最終部 新東京タワーをどうするか
著者等紹介
網代太郎[アジロタロウ]
東京都墨田区生まれ。各地を転々とし、2001年から墨田区在住。毎日新聞記者、NPO法人化学物質過敏症支援センター事務局長を経て、フリーライター。新東京タワー(すみだタワー)を考える会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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