クルマが鉄道を滅ぼした―ビッグスリーの犯罪 (増補版)

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クルマが鉄道を滅ぼした―ビッグスリーの犯罪 (増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846106225
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0065

内容説明

鉄道やバスなどの公共交通が衰退した米国のクルマ社会はどのようにして形成されたのか?それはゼネラルモーターズ、フォード、クライスラーの三つの巨大自動車会社―ビックスリーが、競合する鉄道・バス事業への支配力を確保し、鉄道・市街電車・地下鉄・バスを自動車とトラックに強引に置き換え、利益の拡大を図ったためであった。しかも追放されたこれらの交通手段は、経済性・安全性に優れ、エネルギー節約型で、自然環境とも共存できるものであった。本書は、ビックスリーが社会のニーズではなく、いかに企業の目的に沿って社会を破壊してしまうのかを、実証的に明らかにする貴重な報告である。増補版では、米国議会への報告書である本書のよりいっそうの理解のために、ロサンゼルスなどの米国におけるクルマ公害と脱クルマ社会化への取り組みを収録した。

目次

第1部 競争の評価(産業の行動形態及び市場成果の決定要因としての市場構造;産業間の行動形態と市場成果の決定要因としての市場構造)
第2部 陸上交通における競争:乗用車・トラック・バス・鉄道産業の経済分析(自動車産業内の競争:乗用車;自動車産業内の競争:トラック;自動車とバス・鉄道輸送のあいだの産業間競争)
第3部 陸上交通の再編成:ひとつの提案(自動車産業の再編成:自動車およびトラック;バスと鉄道産業の再編成;再編成の機構;実現可能性の考察;実施に向けて)

著者等紹介

スネル,ブラッドフォード・C.[スネル,ブラッドフォードC.][Snell,Bradford C.]
1946年生まれ。エール大学大学院B.A.その後ブルッキングス研究所の客員研究員となり米国の陸上交通問題の研究に従事し、米国上院法務委員会反トラスト小委員会に研究報告を提出。1974年に同委員会の調査員に就任。1976年に同委員会を退職。以後主として自動車産業に関する調査研究、執筆に専念。ワシントンD.C.在住

安楽知子[アンラクトモコ]
1962年、福岡県生まれ。青山学院大学女子短期大学英文科卒業。現在、会社員。87年以降、反原発運動にかかわり、「温暖化対策としての原発」の欺瞞性を証明する資料づくりに参加。「芦浜を守る会」会員

戸田清[トダキヨシ]
1956年、大阪生まれ。大阪府立大学、東京大学で獣医学を、一橋大学で社会学を学ぶ。日本消費者連盟などを経て、長崎大学環境科学部助教授(環境社会学)、博士(社会学)

冨田修司[トミタシュウジ]
1949年、東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業(マーケティング専攻)。現在、石油会社に勤務

福冨信義[フクトミノブヨシ]
1937年、岡山県生まれ。広島大学政経学部政経学科卒業(経済学)。現在、石油会社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山口透析鉄

29
本、古書でも入手しづらいので、県立図書館本で読みました。 新旧解説が巻末に収録されている通り、大元は半世紀近く前、米国議会の委員会に報告するための資料で、マスキー法がようやく出来た頃の話です。米国の極端な車社会が寡占企業(いわゆるビッグ3等)とそこに出資している組織などによって作られてきた過程がわかりやすく述べられています。 枢軸国にも輸出して大いに儲けていたようです。ナチスに出資するグローバル金融機関と一緒です。 比較対象として日欧の公共交通網も出てきて、対環境負荷の具体的な事例等も出ています。↓2023/09/07

kubottar

19
鉄道よりもクルマをたくさん売った方が儲かる。いくら空の空気は悪くなろうが、商売は強い方が勝つ世の中なのです。2019/12/01

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