内容説明
危険をともなう原発や問題の多い石油に替わるエコ・エネルギーが脚光をあびている。地球温暖化や利権をめぐる争い等を考えれば、早晩エコ・エネルギーを考えざるをえない。風力発電や太陽光発電がデンマーク、ドイツ、スペイン等の欧州を中心に拡大し、また、中国奥地や、アフリカ等に展開している。本書は、現地を訪ね歩き、その現状と各国の取組みを紹介し、問題点と展望を明らかにしている。
目次
第1章 日本の現状(日本の風力発電;エコ・エネルギー拡大へ入札制度・RPS法をこう改定;入札制度・RPS法が無かったなら;日本初の洋上風車建設作業見学記―北海道瀬棚町に見る ほか)
第2部 世界の実情(スペインの風力発電が急拡大した理由;ドイツに風力発電が急拡大した理由;世界最大の一三四〇kWの太陽光をアメルスフォートに見る;インドネシアへ太陽光発電施設贈る日本のNGO ほか)
著者等紹介
井田均[イダヒトシ]
1947年東京に生まれる。1971年慶応義塾大学経済学部卒業、日本経済新聞社入社。77年市民エネルギー研究所にも入所。主にエコ・エネルギーを取材・研究
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