内容説明
欧米では、結婚を選ばない異性カップルや結婚を認められない同性カップルが増えて、多様なパートナーシップの形が定着してきている。しかし、その共同生活の中で、さまざまな問題も起きている。住居、財産、税制などでの不利や障害、別離後の財産分割、死亡による相続での不利や差別の問題などなど。こうした問題を解決するために、連帯民事契約=パックスとして法制化したフランスの事例に学び、新しいパートナーシップの形を考える。
目次
序論(いくつかの数字;誰がパックスを結んでいるのか? ほか)
パックス、その使用法(誰がパックスにサインできるのか?;パックスの利点と不便 ほか)
パックス中の共同生活(住居;財産 ほか)
パックスの終了(カップルの自発的な別離;パートナーの一人が後見におかれたとき ほか)
著者等紹介
ペルサン,ロランス・ド[ペルサン,ロランスド][Percin,Laurence de]
様々な雑誌で、法律・社会保障・税制などの欄を担当するジャーナリスト。相続、年金、消費者問題や労働法に関する実務書を執筆している
斉藤笑美子[サイトウエミコ]
1975年千葉県生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程在籍。パリ第10大学留学中。専攻は、憲法
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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