バイオパイラシー―グローバル化による生命と文化の略奪

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バイオパイラシー―グローバル化による生命と文化の略奪

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846102104
  • NDC分類 460
  • Cコード C0036

内容説明

グローバリゼイションの名の下に、先進国とりわけ欧米諸国は、WTO(世界貿易機関)を媒介に「特許獲得」と「遺伝子工学」という新しい武器を巧みに使って、第三世界を再植民地化しようとしている。これはコロンブス以来行なわれてきた植民地政策の究極の形である。グローバル化は、長い時間をかけて世代を通して培われてきた「地域固有の知識」の価値を否定するばかりでなく、生命自体をも植民化しようとしている。市民は生物学的多様性と文化的多様性を守るために立ち上がらなければならない。世界的な環境科学者・物理学者の著者による反グローバル化の思想。

目次

Introduction 特許戦略により略奪行為:コロンブスの再来
1 知識・創造性・知的所有権
2 生命の創造と所有は可能か:生物多様性を再定義する
3 種子と大地
4 生物多様性と人々の知識
5 生命特許の波紋
6 多様性によって平和を築く
7 非暴力と多様性の育成

著者等紹介

シバ,バンダナ[シバ,バンダナ][Shiva,Vandana]
環境問題、女性解放問題、国際問題に関する世界でも最もエネルギッシュで挑発的な女性思想家のひとり。物理学者、環境科学者、平和運動家。1993年、もうひとつのノーベル賞としても知られているライト・ライブリーフッド賞を受賞。「科学・技術・環境科学のための研究基金」の理事を務める

松本丈二[マツモトジョウジ]
筑波大学生物学類卒。マサチューセッツ大学アマースト校化学部卒。コロンビア大学大学院博士課程生物科学部卒(Ph.D.)。ケンブリッジ大学医学部研究員を経て、神奈川大学理学部生物科学科助手。専門は嗅覚の分子神経生物学。蝶を愛するナチュラリスト
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

塩崎ツトム

4
マイケル・クライトンの「NEXT」で描かれた不毛な遺伝子特許戦争について書かれているのかと思い手に取る。しかしその後出版社が緑風出版と気付いて嫌な予感がし、文中での還元主義生物学への攻撃や、帝王切開手術を「西洋的父権主義」とのたまう様に予感は深まり、最後翻訳者の著作に「ホメオパシー」「ガン代替医療」があるのを見つけて椅子からずっこけた。少なくとも金を積んでまで読む値打ちのある本ではないとぼくは判断した。2014/03/01

taming_sfc

0
バンダナ・シバ女史による2002年の著作。本書で扱っているのは、グローバル化とそれに伴う多国籍企業による生物多様性の還元主義的搾取、生命と文化の略奪についての批判的考察である。ここまでならまあよくある批判的啓蒙書なのだが、本書の真骨頂は、このような生命倫理の分野まで、そしてその遺伝子情報までも、特許・知的財産権として画定し、その生物多様性を保持してきた地域社会の歴史を捨象する現代のあり様について、多様性を認めることによる平和共存という思想的背景から警鐘を鳴らしている点である。文章簡明にして名著である。2011/03/22

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