出版社内容情報
事件の陰で絡み合う政治と国会の裏事情。英国の女性国会議員エレン・ウィルキンソンが書いた本格ミステリを初邦訳!
【目次】
国会採決を告げる電鈴
訳者あとがき
内容説明
事件の陰で絡み合う政治と国会の裏事情。議事堂内に響く国会採決の電鈴が死を招く…。英国の女性国会議員エレン・ウィルキンソンが書いた本格ミステリを初邦訳!
著者等紹介
ウィルキンソン,エレン[ウィルキンソン,エレン] [Wilkinson,Ellen]
1891年、英国マンチェスター生まれ。マンチェスター大学を卒業後、独立労働党の一員となり、1912年に婦人参政権協会全国連盟(NUWSS)へ加わって組織拡大に尽力した。グレートブリテン共産党への参加を経て、1924年から下院議員として政治の世界へ参入する。1947年死去
井伊順彦[イイノブヒコ]
早稲田大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。英国ジョウゼフ・コンラッド協会、英国バーバラ・ピム協会、トマス・ハーディ協会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maja
21
議員会館大臣専用の食堂で、米国経済界の要人が突如として亡くなった。内務大臣の下で働くウェストは、学友を連れて館内を案内していたところ、奇しくも食堂の前で銃声を聞くことに・・。彼の孫娘は「自殺ではない」と訴え、ウェストも成り行き上とはいえ捜査に関わっていく。動き回るウェストはどこか楽しげだ。巡る館内の様子などの雰囲気がよく伝わってくる。そこに気を取られている間に終わってしまったような!1924年から下院議員として政治の世界に入った、女性国会議員が描いたミステリ。2026/03/02
穀雨
9
第二次世界大戦後の英アトリー政権で文部相などを務めた女性政治家によるミステリー小説。刊行当時は若手だったとはいえ、議会内の描写はさすが臨場感があり、本会議中にもかかわらず演説中の議員を差し置いて三々五々議員たちが集まって話し込んでいるようすなど、イギリス独特の政治慣行(今日でもそうなのだろうか?)が垣間見えて興味深い。他方、トリックの説明が粗い点などはご愛嬌か。舞台となる国会の見取り図があればより楽しめたと思う。2026/01/27




