出版社内容情報
激賞された直木賞作品から
35周年の記念塚67歳の出家から9年目--、日本とタイの往来とブッダのお寺暮らしで起こった諸事・珍事。みずからの体験とテーラワーダ仏教の奥深い教えに基づき、にんげん界の深層を語りつくす。
前作『老作家僧のチェンマイ托鉢百景』に続く「百」夜話??--。
内容説明
67歳の出家から9年目―、日本とタイの往来とブッダのお寺暮らしで起こった諸事・珍事。みずからの体験とテーラワーダ仏教の奥深い教えに基づき、にんげん界の深層を語りつくす。前作『老作家僧のチェンマイ托鉢百景』に続く「百」夜話―。
目次
第1章 二つの帰路のゆうらん:11・12月(2023)(雨女居後の自由な道;老歯のやっかいな現実 ほか)
第2章 新正月からのゆうらん:1月(2024)(クリスマスも祝う寛容性;意外な御守り効果 ほか)
第3章 水瓶座という月のゆうらん:2月(2024)(対価の交換ではない托鉢;犬問題は人世の問題 ほか)
第4章 皆コム季節のゆうらん:3月(2024)(タイ語はインド起源の伝統語;カティナ・ターンという儀式 ほか)
著者等紹介
笹倉明[ササクラアキラ]
作家・テーラワーダ僧。1948年兵庫県西脇市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞入選作)で作家活動へ。88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞(第6回)、89年『遠い国からの殺人者』で直木賞(第101回)を受賞する。2016年チェンマイの古寺にて出家し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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