逆格差論、名護市長岸本建男と象設計集団が遺したもの

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  • サイズ 46判
  • 商品コード 9784846024567
  • Cコード C0036

出版社内容情報

忘れられた沖縄の思想は再び蘇るのか? 画期的なまちづくり計画とどこにもない建築を生み出した“山原の奇跡”。

そこから現れた一市長の苦渋の選択と、地域の自立を見つめた昭和・平成・令和の物語。


【目次】

はじめに―「格差」と「豊かさ」への視点 

沖縄で起きたこと/格差の再浮上/高度成長と所得格差/楽しい日本へ?/物語の筋書き

第1部 主人公たちの前史

第1章 沖縄から来た青年―揺れる早稲田で岸本建男の印象/沖縄問題への覚醒/ボーイ・ミーツ・ガール/大学院と沖縄闘争/世界を巡って見たもの

第2章 「象」はどこから現れたか―吉阪スクールの流儀

建築は自由である/U研の日々/大島元町復興計画/「発見的方法」の発見/二一世紀の日本列島を描く/象設計集団の誕生

第2部 山原の奇跡

第3章 岸本建男、「象」に遭う―物語の始まり 

一九七一年秋、那覇の街で/「象」が沖縄に上陸した頃/恩納村、幻の基本構想/名護への帰還

第4章 それは「逆格差論」と呼ばれた―第一次名護市総合計画 

「逆格差論」のメッセージ/「反」ではなく「逆」/「自立経済」の戦略と戦術/「逆格差論」の背景/何がどのように語られたか/「山原型」の土地とこころ

第5章 名護の梁山泊―二つの環の交わり 

企画室のアフターファイブ/地域自治研究会の活動/埋め立て地を公園に!/「21世紀の森」と自力建設/もう一つの梁山泊/交流と共感

第6章 沖縄の建築とは何か―公民館と市庁舎 

今帰仁村への旅/草の屋根と赤い柱/全国二段階コンペ/異例ずくめのコンペ要項/四本柱のせめぎ合い

第3部 大渦に巻き込まれたまち

第7章 復帰の後の後―一九八〇年代の変化 

「ぶりでぃ」の昂揚/「名護テーゼ」の影響力/変化は静かに急速に/新市長のまちづくり/「象」の撤退

第8章 「苦渋の決断」―辺野古問題と名護市長 

濁った渦/建男、最初の市長選/受け入れの七条件/彼はどんな人物だったか/北部に賭ける/サミットが見せた夢

第9章 岸本建男とあの時代―たたかいの日々 

市長が背負ったもの/名護はどうやって食うか/翻弄され続けるまち/最後のたたかい/書き残さなかった男

第4部 共にする豊かさへ

第10章 宮代町の物語―進修館は生きている 

不思議な建築/齋藤甲馬のまち/世界のひとつの中心/冒険する小学校/「農のあるまち」へ

第11章 「逆格差論」はどう生きられたか―共同体のリアリティ 

「逆格差論」の核とは/共同体が復権した頃/「あいまいもこ」の由来/岸本建男の存在感/立ち位置をどこに置くか/共同体に死す/辺野古の回想録

第12章 もう一つの豊かさ―名護・宮代・今帰仁の今 

「豊かさ」の呪縛をどう解くか/岸本洋平の選択/父と子、宿命/進修館の包容力/

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