出版社内容情報
アメリカ女性劇作家の先駆者、グラスペル(1876~1948)による珠玉の名編5作品を本邦初訳。最新の研究に基づく解説・解釈で、“逸脱と体制破壊”の作家グラスペル劇の核心に迫る。
内容説明
スーザン・グラスペルの素顔。アメリカ女性劇作家の先駆者、グラスペル(1876~1948)による珠玉の名編5作品を本邦初訳。最新の研究に基づく解説・解釈で、“逸脱と体制破壊”の作家グラスペル劇の核心に迫る。
目次
一章 テクストを読む(『そろそろけりをつけな』(スーザン・グラスペル)
『女の名誉』(スーザン・グラスペル)『日時計』(スーザン・グラスペルとジョージ・クラム・クックの共作)
『継承者たち』(スーザン・グラスペル)『境界線』(スーザン・グラスペル))
二章 スーザン・グラスペルの戦略―逸脱と体制破壊(『そろそろけりをつけな』の解説;『女の名誉』の解釈;『日時計』の解説;『継承者たち』の解説;『境界線』をめぐる問題と解釈)
三章 ジグとスーザンの後半生を追って―その素描
著者等紹介
山本俊一[ヤマモトシュンイチ]
立命館大学名誉教授。[専門分野]アメリカ演劇およびアメリカの女性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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timeturner
4
『吟醸掌編Vol.4』で「黄昏どき」を読み、グラスペルの作品をもっと読みたいと思っていたので喜んで手に取った。でも、翻訳が読みにくくて、申し訳ないけれど斜め読みしてしまった。機械翻訳なのかなと思ったら解説に「発言者が誰で、どのような文脈で使用されているかによって、判断し訳出したつもりである」と書いてあったのでわけがわからなくなった。2025/06/13
takeakisky
0
Close the Book、Woman’s Honor、Tickless Time、Inheritors、Vergeという5本の戯曲。最早存在しない境界線を巡る、何処か、ずれのある攻防。ときにひりひりし、ときに苛々し、そわそわし、そしてなにより滑稽だ。面白いと思い、次を読むと先ほどのものよりもっと面白い。訳は生硬でこなれないものもある。何せclose the bookを、けりをつけなと訳してしまうセンス。おばあちゃん豹変。うしろに行くにつれ、だんだん気にならなくなるけれど、ずっと人物と台詞は、ちぐはぐ。2025/10/29
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