出版社内容情報
二つの戦争のはざまで考える 激変する世界や日本の状況を、どうしたら
自分たちの言葉で表現することができるのか。
複雑に絡み合う現代を〈往復書簡〉という形で
互いの見解を探りながら、問題の核心に迫る
内容説明
二つの戦争のはざまで考える。激変する世界や日本の状況を、どうしたら自分たちの言葉で表現することができるのか。複雑に絡み合う現代を“往復書簡”という形で互いの見解を探りながら、問題の核心に迫る。
目次
1 ウクライナ戦争(ウクライナ戦争 私たちは何を見ているのか;ロシア‐ウクライナ戦争と、平和思想としての「海洋国家」論)
2 記録、世界史、ナラティブ、フェイクニュース(世界史から「兵士」になることを考える;ポスト・トゥルースの時代と「新しい戦前」のはじまり)
3 追悼・小浜逸郎(「エロス身体」と「季節体」の近さについて―小浜逸郎さんの核心の思いの方へ;遠くで見える「近さ」と近くで見る「遠さ」;佐藤さんの返信への、取り急ぎの返信)
4 「福祉」の言葉は今、どこにいるのか(福祉にとって「美」とはなにか;映画『月』をめぐる批判、その「差別糾弾の論理」への異論;「松本人志問題」から「世界史」への視座を―あとがきに代えて)
著者等紹介
佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年生まれ。秋田県出身。2001年よりフリージャーナリストとして活動するかたわら、批評誌『飢餓陣営』の主宰者として、思想・文学・心理学など幅広い分野で評論活動も行う
村瀬学[ムラセマナブ]
1949年生まれ。京都府出身。同志社大学文学部卒業。同志社女子大学名誉教授。2010年に第34回日本児童文学夫学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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