出版社内容情報
『遠い国からの殺人者』で第101回直木賞を受賞した作家は、今なぜ、タイで僧侶となり托鉢するのか。その心情を赤裸々に綴った100余日の日記。タイの街場、僧侶の日常、現地の布施人たちの温かみある姿を伝える写真もふんだんに掲載。
内容説明
今日も、裸足で考える。『遠い国からの殺人者』で第101回の直木賞を受賞した作家は、今なぜ異国=タイで托鉢するのか?老身で歩き通した100余日の修行録―。雨安居期の僧侶の日常や、寺院の佇まい、古都の風景、布施人の姿を伝える。(写真多数)
目次
第1部 雨季から(七月 チェンマイ復帰は托鉢から;八月 雨に打たれながら考えた日々)
第2部 寒季へ(九月 タイ文化を月とともに歩く;十月 老いゆくわが身を省みる日々)
著者等紹介
笹倉明[ササクラアキラ]
作家・テーラワーダ僧。1948年兵庫県西脇市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞入選作)で作家活動へ。88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞(第6回)、89年『遠い国からの殺人者』で直木賞(第101回)を受賞する。2016年チェンマイの古寺にて出家し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。