出版社内容情報
現在最も注目されるアイルランド作家、トビーンによる長編歴史小説。トーマス・マンを主人公に、20世紀ドイツ文化の様相を包括的に描写した壮大な家族の物語。公の顔とプライバシー、愛国心と幻滅の間で揺れ動くマンの内奥世界を重厚に描き出す。
内容説明
現在最も注目されるアイルランド作家、トビーンによる長編歴史小説。トーマス・マンを主人公に、第一次世界大戦から第二次世界大戦・冷戦まで、二十世紀ドイツ文化の様相を包括的に描写した壮大な家族の物語。公の顔とプライバシー、愛国心と幻滅の間でバランスをとりつつ揺れ動くマンの内奥世界を重厚に描き出す。
著者等紹介
トビーン,コルム[トビーン,コルム] [T´oib´in,Colm]
1995年、アイルランド東南のウェクスフォード州エニスコーシー生まれ。1975年University College Dublin卒業。新しい視点から発信する詩、劇、フィクションは衝撃的で、映画「ブルックリン」の原作小説などで知られる、いま最も人気のあるアイルランドの作家の一人。アイルランドおよび外国でジャーナリスト、文学批評家としても精力的に活躍中。Aosd´ana(アイルランド芸術家協会)のメンバー。Stanford University、The University of Texas at Austinそのほかで教壇に立つ。彼の作品の主要テーマ:アイルランド社会、海外生活、創作過程、ホモセクシュアリティのアイデンティティなど
伊藤範子[イトウノリコ]
1944年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、名古屋大学大学院博士過程中退。帝塚山大学名誉教授。専攻はアイルランド文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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