出版社内容情報
粋で鯔背なボヘミアン、アゼイ・メイヨが挑む三つの難事件。〈ケープコッドのシャーロック・ホームズ〉の明晰な頭脳が不可能犯罪を解き明かす! 初訳作品を含む全三作収録の短編集。
内容説明
“ケープコッドのシャーロック”と呼ばれる粋でいなせな名探偵、アゼイ・メイヨが挑む三つの難事件。謎と論理の切れ味鋭い中編セレクション!
著者等紹介
テイラー,P.A.[テイラー,P.A.] [Taylor,P.A.]
フィービ・アトウッド・テイラー。別名義にフリーマン・ダナ。1909年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。バーナード・カレッジを卒業後、1931年に作家デビュー。避暑地ケープコッドを舞台にした“アゼイ・メイヨ”シリーズを精力的に発表した。詳しい経歴は不明。1976年死去
清水裕子[シミズヒロコ]
1967年、北海道生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カーゾン
7
L:1作目の「ヘッドエイカー事件」は別冊宝石65号〔ロックリッジ夫妻の「舞台稽古殺人事件」が読みたくて”日本の古本屋”サイトで入手〕に「トロイの馬」で訳出されていたが忘れていた。今回の殺人トリックを「トロイの馬」で読み直すも結局状況良く理解出来ず。 3作の中ではクレイグ・ライス風味の「白鳥ボート事件」が一番好みでした。アゼイ・メイヨがいつの間にか役員になっているのが笑える。 また訳出されたら手に取るでしょうが、276頁で税込み3000円超えは高いよなぁ。2024/02/01
一柳すず子
3
中編3編。読みにくくてディテールが取りづらいけど全体の雰囲気とか登場人物のとぼけた感じとか面白かった。2024/12/21
keik29
3
ケープコッドのシャーロック。3編収録の中編集。2024/05/31
kanamori
1
☆☆☆2024/01/02
subabai
0
途中で断念。こんなに読みづらい本は初めてだった。事前情報があるのかわからないようなことが沢山出てくるし、いらない例えを織り交ぜた会話で抑揚もわからない。 翻訳は苦手かもしれない。情景が頭に浮かんでこないのがダメだ。2024/02/15