出版社内容情報
『男女共学論』などの言説は、男女共学の主張にとどまらず、女性差別の諸相を描き出し、女性の地位向上を目指すものであって、今なおリアリティをもつ。
日本における女性の権利獲得運動の先駆者・小泉郁子。その精神の軌跡!
内容説明
小泉郁子『男女共学論』などの言説は、男女共学の主張にとどまらず、女性差別の諸相を描き出し、女性の地位向上を目指すものであって、今なおリアリティをもつ。日本における女性の権利獲得運動の先駆者小泉郁子。その精神の軌跡をよみがえらせる。
目次
1 男女共学論(共学沿革史;共学基礎論;共学可否論;共学の目的及び方法論)
2 論説(回生の歓びを;近畿聯合婦人大会状況;エレン・ケイの思想より;我等何を為すべきか;排日問題より婦人へ ほか)
著者等紹介
小泉郁子[コイズミイクコ]
1892年~1964年。島根県生まれ。1915年植村正久より受洗。同年東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。兵庫県明石女子師範学校教諭などを経て、22年東京女子高等師範学校研究科入学、同年秋米国に留学。27年Oberlin大学卒業、28年Michigan大学大学院修士号取得。30年帰国し青山学院教授。35年北京・崇貞学園創設者の牧師清水安三と結婚、学園の教育・運営にあたる。46年安三とともに帰国し東京・町田に桜美林学園を開設、その経営にあたる。著書に『男女共学論』(1931年)、『明日の女性教育』(33年)、『女性は動く』(35年)。郁子の遺志の継承のため、お茶の水女子大学に小泉郁子賞が創設されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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