出版社内容情報
新型コロナの感染拡大は、2022年7月には第7波、12月には第8波を迎えた。ウィズコロナにはほど遠い状況の中、感染者が自主検査をすることや、全数把握が見直された。日本社会は、新型コロナと向き合うことをやめるのか。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。
内容説明
新型コロナの感染拡大は、7月には第7波、12月には第8波を迎えた。ウィズコロナにはほど遠い状況の中、感染者が自主検査をすることや、全数把握が見直された。変異株の流入を防ぐための水際対策は緩くなる。一方で、年末には死者数が過去最多を記録した。日本社会は、新型コロナと向き合うことをやめつつあるのだろうか。本企画では、コロナ禍の社会を定点観測する。シリーズの第6弾となる本書では、2022年の下半期が観測の対象となる。
目次
“医療”ウィズコロナ時代の日本の選択とは(斎藤環)
“貧困”貧困の現場から見えてきたもの6(雨宮処凛)
“生活保護”賃労働と家族からの自由を求めて―若者たちの新しい生存戦略(今岡直之)
“ジェンダー”コ失敗から何を学ぶか?(上野千鶴子)
“高校演劇”コロナ禍の高校演劇(工藤千夏)
“文学・論壇”コロナとテレビドラマ、その関係をめぐる二年半(斎藤美奈子)
“ネット社会”感染を抱きしめて コロナ禍の死を受け入れ始めた世界で(CDB)
“日本社会”コロナ予防の三年間(辛酸なめ子)
“日本社会”アベノマスク論フォーエヴァー(武田砂鉄)
“哲学”コロナ禍と哲学6(仲正昌樹)
“教育”異常が日常化した「コロナ世代」(前川喜平)
“経済”『コロナショツク・ドクトリン』後のコロナショツク・ドクトリン(松尾匡)
“東アジア”コロナ禍と東アジア(ポスト)冷戦6(丸川哲史)
“日本社会”道に迷い、行きつ戻りつ、前に進む(森達也)
“ヘイト・差別”切り捨てられる外国人労働者(安田浩一)
「新型コロナウィルスと私たちの社会」関連年表(二〇ニニ年一月~ー二月)
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。10年に刊行した『A3』(集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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