出版社内容情報
留学中の遠藤周作がパリで出会った才媛、フランソワーズ。日本と数奇な縁で結ばれたその短い生涯を、二人の交わした書簡と遺族らへの丹念な取材から浮かび上がらせる。次姉ジュンヌヴィエーヴの手記、および未公開の遠藤の恋文19通全文を特別収録。
内容説明
留学中の遠藤周作がパリで出会った“ヨーロッパの女神”、フランソワーズ。日本と数奇な縁で結ばれたその短い生涯を、二人が交わした書簡と遺族らへの丹念な取材からあざやかに浮かび上がらせる。次姉ジュンヌヴィエーヴの手記、および未公開の遠藤の恋文19通全文を特別収録。
目次
第1部 遠藤周作からの手紙(マルセイユ港;ヨーロッパの女神;地中海からインド洋へ;謎の沈黙;投函されなかった手紙;遠藤の結婚)
第2部 フランソワーズ・パストルその生涯(終焉の地ヴィルヌーヴ=レザヴィニョン;札幌の雪;遠藤周作『ルーアンの丘』;国境の町のアパルトマン;ドイツ占領下のフランス;途絶えた遠藤周作からの便り;森有正からの手紙;教師フランソワーズ;「そして君は雨の中を彼に向って走り出した」;モーリヤック村を訪ねて;大量の円堂からの手紙見つかる;未完の仏語訳『沈黙』)
著者等紹介
桑原真夫[クワバラマサオ]
広島県鞆の浦生まれ。広島大学付属福山高校卒、北海道大学(経)卒。三井銀行(現三井住友銀行)に入行後、ブリュッセル、マドリッド、ロンドン等ヨーロッパに約十四年在勤。スペインのガリシアの大詩人ロサリア・デ・カストロの翻訳に長く携わる。現在は同じくガリシアの女流詩人ルース・ポソ・ガルサの本格的な翻訳を開始している。またジャック・ブレルの伝記とともにバルバラの伝記、スペインの前王妃ソフィアの伝記も書き進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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