出版社内容情報
社会と文学と人と
1910~20年代の労働文学、民衆文学、プロレタリア文学を研究対象としてきた著者が、文学史の表層から隠れた深層を抉り出す!
内容説明
近代文学史の間隙を照射する論考・エッセイ集!1910~20年代の労働文学、民衆文学、プロレタリア文学を研究対象としてきた著者が、文学史の表層から隠れた深層を抉り出す!
目次
1 近代文学の諸断面(『吾輩は猫である』とタカジアスターゼ;近代温泉医療の夢と挫折―ベルツ・田山花袋の伊香保体験をめぐって;〓外「大塩平八郎」の読み方―野口存彌「森〓外『大塩平八郎』を読む」にふれて ほか)
2 社会と文学をめぐって(一九一〇年代の一元論―大杉栄と平沢計七における「政治と文学」;日本の文学者はロシア革命にいかに反応したのか―片上伸を中心に;文学から、そして文学へ―堺利彦と一九一〇年代労働文学 ほか)
3 人と人と(唐沢隆三と中西伊之助―一枚の色紙から;追悼 唐沢隆三氏―個人誌『柳』八六三号でついに終刊;慈父のような存在―北川太一氏を語る ほか)
著者等紹介
大和田茂[オオワダシゲル]
1950年東京都豊島区生まれ。法政大学大学院日本文学専攻博士課程退学。日本近代文学・社会運動史を研究。職歴は、東京都立高等学校教員、法政大学・城西短期大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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