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出版社内容情報
中国の統制が強まる香港。自由が制限され、言論が弾圧されながら、ペンを剣にして政府に抗い、社会運動にも積極的に参加する哲学者がいる。香港は絶望から脱出することができるのか。渾身の力で発する張燦輝の言葉に、かすかな希望の光を感じる。
内容説明
2019年の逃亡犯条例改正反対運動を経て、香港はどこへ向かうのか。自由が制限され、言論が弾圧されながら、ペンを剣にして政府に抗い、社会運動にも積極的に参加する哲学者がいる。香港は絶望から脱出することはできるのか。渾身の力で張燦輝が発する言葉に、かすかな希望の光を感じる。
目次
第1章 中文大学の危機(思想の自由は永久不滅;中文大学への鎮圧を忘れない ほか)
第2章 真理の危機(人間になる;良知を問う ほか)
第3章 実存の危機(自由と実存の危機;真実 ほか)
第4章 自由と法治(スピノザ『神学・政治論』を読む;モンテスキュー『法の精神』を読む ほか)
第5章 補足記事(レノン・ウォールの世界;どうやって大学を潰すか ほか)
著者等紹介
張燦輝[チョウサンキ]
1949年香港生まれ。フライブルク大学哲学博士。香港中文大学文学部教授・同大学通識教育センター長(2012年退職)。専門はハイデガー研究。写真家。篆刻家。ロンドン在住
張政遠[チョウセイエン]
1976年香港生まれ。東北大学大学院文学研究科博士。香港中文大学文学部講師を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は日本哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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