出版社内容情報
「農業は楽しい!」。家族で農業を営む人たちの誰もがそう言った。持続可能な地球の食料生産システムを支えるものとして、小規模で環境への負荷が少ない家族農業が注目されている。効率だけでは語れない、本当に大切なものとは何か。
内容説明
「農業は楽しい!」家族で農業を営む人たちの誰もがそう言った。持続可能な地球の食料生産システムを支えるものとして、小規模で環境への負荷が少ない家族農業が注目されている。効率だけでは語れない、本当に大切なものとは何か。
目次
第1章 “小さな農業”の持つスモールメリット
第2章 岐路に立つ日本農業
第3章 都市で広がる“小さな農業”の可能性
第4章 “小さな農業”が地域を変える
第5章 災害の頻発で注目される“小さな林業”
第6章 世界に広がる家族農業
著者等紹介
望月健[モチズキケン]
1965年生まれ。1989年、日本電波ニュース社入社。ハノイ支局長、カンボジア支局長を歴任。1999年、報道番組制作会社ジン・ネット入社。テレビ朝日「サンデープロジェクト」、テレビ東京「ガイアの夜明け」などを制作。2010年よりフリーランスとなり、主にNHKの「クローズアップ現代」のディレクターとして、医療・介護分の「認知症ケア・ユマニチュード」や「身体拘束」、企業や働き方を問う「郵便局」「コンビニ」、そして「小さな農業」「林業」など、本格的な超高齢社会を迎える国の在り方をテーマに取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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イングラム
1
スマート農業や、農地を集めて大規模農業化する、といったキーワードを昨今よく聞くが、その一方で小規模・家族農業といった『小さな農業』が再評価され始めている事を知れた。 今までの農業は労働生産性で評価されてきたが、近年日本が農業政策に国土保全・雇用創出等の地域の視点を加えた事で小規模農業の重要性を高めているのが判り、興味深かった。 本文で紹介されていたCSAという取り組みは、生産者も見込み生産からの脱却、消費者は自分の好きな生産者(グループ)を直接応援できる、双方にプラスがあるので中々魅力的に見えた。2022/08/26
たっとちゃん
1
農業は幸せになるための手段、という言葉に心を引かれました。2022/08/17