内容説明
本書(1939年刊)は著者の前半生の自伝で、学校設立とその発展のための奮闘、日中戦争開始期の北京の様子、苦楽をともにした伴侶との交流・活動などを活写する。中国から帰国した1946年、桜美林学園を創立し、教育者として生涯その発展に心血を注いだ。
目次
第1部 朝陽門外―戦火を超ゆるもの(戦跡を低徊する;支那内地を一巡 ほか)
第2部 崇貞物語―清水安三自伝(支那につかまる;崇貞学園生る ほか)
第3部 活ける供物―清水美穂の生涯(『伊吹の記念』;米倉の迷い小雀 ほか)
第4部 相応しき者―小泉郁子の半生(一喝された女性;オベリンの憩いの家 ほか)
著者等紹介
清水安三[シミズヤスゾウ]
1891~1988年。滋賀県生まれ。同志社大学神学部を卒業し、1917年にキリスト教の伝道者として中国に渡る。1919年春に北京に移住ののち、1921年に旱災児童救援活動に挺身。同年、貧困に苦しむ女子児童のための学校(のちの崇貞学園)を創設。その後、2年間の米国Oberlin大学留学と一時帰国の時期を除き、1945年までほぼ北京を拠点に活動した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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