著者等紹介
長野修[ナガノオサム]
1960年、佐賀県生まれ。明治大学政経学部卒。新聞社、出版社などを経てフリーのライターに。教育、医療、企業経営などを中心に執筆。平成17年、『朱色の命』で第16回日本海文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふかみどり
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死ぬことを意識してはじめて「生」への覚悟が生まれる。「ただ独り歩め」は、水族館に閉じ込められて出口を失った男が葛藤を繰り返しながらひたすら上へ上へ歩き続けることが生きることなのかと、「朱色の命」と通じるものを感じながらも面白かった。2021/02/15
スパナ
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「朱色の命」と「ただ独り歩め」の2話。 1話目は産まれたばかりの娘が命の危険に晒される男の話。2話目は巨大な水族館に閉じ込められてしまった男の話。 どちらも追い詰められることで、覚悟を手に入れるという点で似ているなと思った。「どうなったとしても大丈夫。全てを受け入れる」ってかっこいいねぇ。2021/01/15