論創ミステリ叢書<br> 佐左木俊郎探偵小説選〈2〉

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論創ミステリ叢書
佐左木俊郎探偵小説選〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784846019273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

入手困難な戦前の傑作短編集『街頭偽映鏡』を90年ぶりに復刊!農民小説から探偵小説まで佐左木文学の魅力を凝縮した作品集が装いも新たによみがえる。巻末には佐左木俊郎の縁者・竹中英俊氏による書下ろしエッセイを二編収録。

著者等紹介

佐左木俊郎[ササキトシロウ]
1900年4月14日、宮城県一栗村(現・大崎市)生まれ。本名・佐々木熊吉。村立上野目尋常高等小学校を卒業後、文学に親しみながら機関夫として北海道で働き、17年に上京。さまざまな職に就き、雑誌『文章倶楽部』の編輯助手を経て、24年の秋に新潮社の正社員となる。新興芸術派の一人として農民文芸界に所属し、加藤武雄に兄事しながら農民文学の旗手として都会の喧噪に侵食される農村の悲劇を描いた短編を精力的に発表した。日本初の書下ろし長編探偵小説だけで構成された叢書「新作探偵小説全集」の企画者として自身も探偵小説「狼群」(33)を執筆するが、1933年3月13日、病によって急逝。遺作となった「狼群」は同僚の奥村五十嵐によって補筆され、「新作探偵小説全集」第4巻として刊行された

竹中英俊[タケナカヒデトシ]
1952年、宮城県大崎市生まれ。早稲田大学卒。1974年に財団法人・東京大学出版会へ就職し、編集局長や常務理事を歴任、2012年3月に退任した。現在は北海道大学出版会相談役を務める傍ら、「竹中編集企画室」を主宰。佐左木俊郎の縁戚として、『佐左木俊郎選集』(英宝社)の編纂など文学活動再評価に向けた顕彰に尽力する

土方正志[ヒジカタマサシ]
1962年、北海道ニセコ町生まれ。東北学院大学卒。出版社“荒蝦夷”代表取締役。作家・編集者。『ユージン・スミス 楽園へのあゆみ』(佑学社)、『てつびん物語 阪神淡路大震災・ある被災者の記録』(偕成社)で、それぞれ産経児童出版文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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SIGERU

23
大正から昭和にかけての探偵小説が好きだ。モダニズム華やかなりし時代の空気感を、存分に味わえるから。しかし、佐左木俊郎は異色。モダン探偵小説を光とすれば、佐左木の作風はまさに影。この時代固有の暗い世相が、行間に滲み出ている。社会主義に傾倒し、農民小説作家として文芸誌を活躍の場としたためだろうか。探偵小説に手をそめたのは、早逝前の数年間のみ。扱うテーマも、貧苦ゆえの犯罪を扱った物が多い。罪の責任を、社会の不合理に帰する作品も散見される。青空文庫に収録多し。まずは、壊れ具合が絶妙な『猟奇の街』辺りがお勧めだ。2022/01/07

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