内容説明
空中ブランコの演者が衆人環視の前で墜落死。自殺か、事故か、それとも殺人か?サーカス団に相次ぐ惨事の謎を追うサッチャー・コルト主任警部の活躍!
著者等紹介
アボット,アンソニー[アボット,アンソニー] [Abbot,Anthony]
本名チャールズ・フルトン・アワスラー。1893年、アメリカ、メリーランド州ボルチモア生まれ。法律を学んだのち、リポーターの仕事や様々な雑誌の編集をしながら執筆活動を始めた。敬虔なバプティストの家庭に育ち、宗教関係の著作が多数ある。1952年死去
熊木信太郎[クマキシンタロウ]
北海道大学経済学部卒業。都市銀行、出版社勤務を経て、現在は翻訳者。出版業にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiyo
6
★3.5 サッチャー・コルトシリーズの4作目(1、3作目は未邦訳)。マディソン・スクエア・ガーデンでの公演中に転落死した、サーカス・クイーンと呼ばれたジョシー。1932年の作品ではあるものの、科学的で自白に頼らない捜査は好感が持てる。が、アフリカ原住民への差別が甚だしく、今だったら絶対に許されない描写がチラホラと。そして、シリーズ2作目「世紀の犯罪」と同様に、一般人を深夜3時に叩き起こす等、警察の横暴さが目に付く。それでも、翻訳の妙もあり読みやすく、コルトの犯人逮捕に賭ける思いが分かるので充分に楽しめる。2020/06/18
ekoeko
4
相次いで惨事が起こるサ―カス団で空中ブランコの花形が演技中に墜落死しコルト主任警部が解決する。隠し事をする人間に触れ筋肉の動きを読み取る「読筋術」で犯人の犯行を読み取った、なんて・・・「?」2019/12/06