内容説明
明治の時代にお雇い外国人として来日し、幸田延・安藤幸姉妹ら多くの音楽家を育成指導。日本における西洋近代音楽教育の父ともいうべきディットリヒの華麗で劇的な足跡を追う、初の本格的評伝!
目次
第1章 ウィーン・修業時代―綺羅星のごとき師・同輩とともに(織物都市ビアラから楽都ウィーンへ;師ブルックナーとの出会い;師の作曲を助けたディットリヒ ほか)
第2章 東京音楽学校教師時代―日本への愛と近代音楽創生への献身(新天地―東京音楽学校;教師魂を刺激した学校と生徒たち;先輩エッケルトの支え ほか)
第3章 晩年・再びのウィーン―大オルガニスト、教育者として(変貌する世紀末のウィーン;「私はなんて美しい夢を見たんだろう!」;宮廷オルガニストに登用 ほか)
著者等紹介
平澤博子[ヒラサワヒロコ]
秋田県秋田市に生まれる。1976年ウィーン国立音楽大学音楽教育ピアノ専攻卒業。1993年ウィーン国立大学精神科学部音楽学修士課程修了。1996年同大学哲学科博士課程修了、アウスツァイヒヌング(特賞)受賞。哲学博士。1998年から東京音楽大学付属高等学校(音楽史・演奏研究)、東京音楽大学教職課程(リコーダー合奏)非常勤講師。2000年から2003年まで東京藝術大学非常勤講師(『東京芸術大学百年史』編纂に携わる)。日本音楽教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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