内容説明
娯楽と教養の宝庫、今、よみがえる!最後まで豊臣家に忠義を尽くして戦う日本一の兵、獅子奮迅の大活躍!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
4
大正期に大衆向けに発行された立川文庫の復刻版。幸村の名は歴史上存在せずこの文庫で大衆化した。講談を速記して本にする形態で1890年代に流行したものが源流。文体は講談そのもので、読点は多いが句点は少なく読みづらいことこの上ない。その上、改行がまるでないのでページに埋まる文字の多さに驚く。漢字に全てフリガナが多いのも、当時の低年齢層狙いの意図がわかる。巻末の加来耕三が真田三代の来歴を詳しく解説してくれる。大坂の陣で家康を追い詰めた幸村だが、その父昌幸の智謀はNHK大河ドラマの通り。解説を読むだけでも価値あり。2019/11/16
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