内容説明
赤川次郎×七人の俊英作家たち。「三毛猫ホームズの殺人展覧会」ほか、生き物をモチーフにした愉快なミステリ短編選集!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。1976年、日本機械学会の校正者として勤めていた時に応募した「幽霊列車」で第15回「オール讀物」推理小説新人賞受賞。『三毛猫ホームズの推理』や『セーラー服と機関銃』などで一躍ベストセラー作家に。著作は600冊を超え、ミステリー小説を中心に、その創作活動は多岐にわたる。2005年には、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年に『東京零年』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっちゃん
24
懐かしい三毛猫ホームズ!小学後半から中学の頃、読みまくったなぁ(笑)今回は、アンソロジーの中に福ミス作家さん達の名が多く見えたので読んでみた( ̄▽ ̄)2019/10/04
shoko
20
三毛猫ホームズシリーズを読んだことがないのに、植田文博さんの書いたものを読みたくて手に取ってみたら、どの作品にもハマってしまいました。今更ですが、三毛猫ホームズシリーズを始めてみようと思う。2019/11/02
Norico
15
動物絡みのミステリアンソロジー。動物といっても色んな方法あるんだなぁ。山木美里さんの「御所前お公家探偵社」の稀ぼんと御隠居たちの感じが好き。植田文博さん「これは私の物語」のアンクとコトとジョーの関係がステキ。最後がちょっとつらいけど。稲葉白莵さん「五段目の猪」は、文楽の世界が新鮮で、他の作品も読んでみたくなった。2020/08/26
マツユキ
11
相葉くん主演ドラマ以来の三毛猫ホームズ。何冊か読んでいるけど、私には刺激が強すぎます。赤川次郎さんの他、7人の作家さんによる動物をテーマにしたアンソロジー。お目当ては、稲羽白菟さんの『五段目の猪』。戦後間もなく、巨人伝説の残る地方の農村で起きた事件で、海神惣右介登場が嬉しかったです。テーマでは、山木美里さんの『御所前お公家探偵社』が好み。同じような話はないのに、どの作品も前向きな気分で読み終えられて、良い読書でした。2021/10/18
engidaruma2006
8
人気作家・赤川次郎氏の三毛猫ホームズの旧作短編と、このご時世で単行本が出し難くなっている7人の俊英作家の書き下ろし短篇をセットにした作品集。モチーフは「生き物」で、各作家に寄る三毛猫ホームズシリーズの思い出エッセイ付き。 俊英作家の作品は悪く無いけどフレッシュさがイマイチ感じられなかった。それと、やはり赤川氏の作品に比べ文章が堅い。結局の所、引き込まれる様に読んでしまう赤川作品の良さだけが目立ってしまった短編集だった。2019/08/22