内容説明
神出鬼没の怪賊に挑む敏腕記者・獅子内俊次。代表作『姿なき怪盗』約半世紀ぶりの単行本収録!「体温計殺人事件」や「波斯猫の死」など作家活動最盛期の傑作を収めたベストセレクション。次女・深草淑子の未発表作品を併録する、世代を超えた父娘“共演”の豪華本!
著者等紹介
甲賀三郎[コウガサブロウ]
1893年10月5日、滋賀県生まれ。本名・春田能為。1918年、東京帝大工学部化学科を卒業後、農商務省臨時窒素研究所技手となる。23年に雑誌『新趣味』の懸賞応募作「真珠塔の秘密」でデビューし、以降、理化学トリックを使った作品を数多く発表、28年に窒素研究所技師を退任して専業作家となった。33年から35年まで文藝家協会理事、42年から44年にかけて日本文学報国会事務局総務部長を務める。44年10月から日本少国民文化協会事務局長に就任。1945年2月14日、急性肺炎のため岡山県内の病院で死去
深草淑子[フカクサヨシコ]
旧姓・春田。1925年8月13日、甲賀三郎の次女として渋谷に生まれる。42年、文化学院女学部卒業。60年代より創作活動を行い、江戸川乱歩賞へ何度か長編を応募した。2004年に初の著書『愛国者』(東洋出版)を上梓。2018年8月5日死去
稲富一毅[イナトミカズキ]
1978年、京都府京都市生まれ。福岡県古賀市育ち。関西学院大学法学部法律科卒業し、現在はIT技術者として大阪の企業に勤務。2001年よりWEBサイト「甲賀三郎の世界」を開設・管理している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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