内容説明
ジョニーとサムが殺しの容疑をかけられた!災難続きの二人の運命やいかに!おしゃべり時計をめぐる謎に迷探偵が挑む。
著者等紹介
グルーバー,フランク[グルーバー,フランク] [Gruber,Frank]
1904‐1969。アメリカ、ミネソタ州生まれ。9歳で新聞の売り子として働く。農業誌の編集を経て、“ブラック・マスク”などのパルプ雑誌を中心に作品を発表する
白須清美[シラスキヨミ]
早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
286
★★★★☆ ジョニー&サムシリーズ第5作目。 2人の息のあった掛け合いは非常に楽しく、ストーリーのテンポの良さも相まって一気読みできる。 登場人物のほぼ全員が、トムが殺されたことをさほど気にしてる様子がないところには違和感もあるが、そこはコメディ作品ということで…ちなみに犯人はそんなに意外性のある人物ではない。 とりあえず、食い物にも困るほど貧乏なのに前向きなジョニー達を見習って明るく生きていこうと思った。2022/08/01
ゆのん
59
ジョニーとサムのデコボココンビ。かなり昔に読んだ事のあるシリーズの中の1冊。新装丁になっているのを見て懐かしく再読。この2人、運が悪いのか良いのか。笑いながら読めるのは今も同じ。ミステリー面でももちろん楽しめる。3762019/12/11
ワッピー
35
グルーバーの懐かしいシリーズが論創社から復刊。ボディビル本セールスマンの口八丁ジョニーと生きた標本怪力サムの凸凹コンビがまたも尾羽打ち枯らし、放浪罪で留置場へ。同房の青年が殺され、犯人は脱獄したため、2人も嫌疑を晴らすため青年が所有していた謎のおしゃべり時計の行方を追う。青年の実家である名高い時計会社は創業者の死とともに倒産の瀬戸際にあり、隠された財産を巡って相続権者と悪党が大混戦。無から有を生み出すきわどい知恵袋ジョニー、おつむは相棒にお任せのサムの息の合ったダメっぷりと大団円に時を忘れて一気読み。2019/11/05
みなみ
31
ミステリーでおススメとされているのを見て読んだが、シリーズの五作目だった。主人公2人が刑務所に入らされたところ、一緒の部屋にいた囚人の青年が殺されるところから始まるドタバタミステリー。殺された青年が所有していた謎のおしゃべり時計の行方を追うことになるが、深刻なところがなく楽しく読了。2023/02/18
ごへいもち
25
りっぱな装丁だけど中身は軽量級でした2019/08/05