内容説明
西欧・北欧諸国、オセアニア、インド、ヨルダン、エジプト、ウガンダにケニア…自らの旅の記憶と体験をたどりながら、国境がもつ意味と、国境がつきつける今日的課題について思索する歴史紀行。
目次
第1章 地続きの国境を行く旅―西ヨーロッパに国境検問があった頃
第2章 目に見えない国境線―骨肉相食むスコットランド・イングランドの確執
第3章 アイルランドの悲劇―宗教革命と利権に呑みこまれた国境線
第4章 北欧の入り組む国境線―バイキングの末裔が探る融合への道
第5章 スイス連邦の生い立ち―多様性をもたらした国境の仕組み
第6章 スペインの信仰と財宝―国境を度外視した異母きょうだいの融合文化
第7章 不条理な国境―「征服」か「和議」か、オセアニア植民地の開拓
第8章 乾いた砂の大地―国境があって、国境のない課題
著者等紹介
青木怜子[アオキレイコ]
聖心女子大学名誉教授・国連NGO国内女性委員会委員長。1935年、神奈川県生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒、ジョージタウン大学院史学部修士課程修了。聖心女子大学文学部教授などを経て、同大学名誉教授。第47・48回国連総会日本政府代表代理。国際大学女性連盟(IFUW)元会長。大学女性協会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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