内容説明
市井の人々の営み、働く人、男女の愛などに情愛溢れた眼差しを向け、生まれ育った九州、山陰、千葉、東京を舞台に紡いだ物語は、時に日常から神話的世界へ扉を開く。単行本未収録、珠玉の短編・中編を集めた二巻選集の第一巻。「湿地」「待ち針」「ホオジロ」など十編を収録。
著者等紹介
佐藤洋二郎[サトウヨウジロウ]
1949年福岡生まれ。作家。日本大学芸術学部教授。中央大学卒業。25歳の時、『三田文學』にはじめての小説「湿地」を投稿し掲載され作家の道へ。外国人労働者をはじめて文学に取り入れた『河口へ』(集英社)で注目され、人間の生きる哀しみと孤独をテーマに作品を発表。『夏至祭』第17回野間文芸新人賞、『岬の蛍』第49回芸術選奨新人賞、『イギリス山』第5回木山捷平文学賞。現在、日本文藝家協会常務理事、日本近代文学館常務理事、日中文化交流協会常任理事、舟橋聖一文学賞選考委員、日大文芸賞選考委員、「季刊文科」編集委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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