内容説明
平易に語られながら奥が深く、読むたびに新しい発見があり、年齢を問わず楽しめるむかしばなし31話に、ロレーヌ料理のレシピや美しい挿絵をたくさん添えて紹介。
目次
一粒のひよこ豆
おおかみとスープ
おおかみのキス
コルニーの魔女
ひねくれもののおかみさん
サン・ディエの市場の悪魔
ブランシュメール湖の妖精
ラ・メ湖のヴァイオリン弾き
死にたくなかった男
エルキューシュ
ヴォージュの森のこびと
首に気をつけて!
ミラベル
小枝のおくさん
聖あるヌールの奇跡
著者等紹介
川崎奈月[カワサキナツキ]
岡山県笠岡市生まれ。1998年、留学のため渡仏。トゥールーズを経て、フランス東北部、ナンシー大学にて法学修士取得。2003年よりフランス海外県レユニオン島、レユニオン大学にて非常勤講師研究員として移住。以後、日本、レユニオン島、フランス本土を往復する生活。結婚、出産を機に退職。それ以来、小さいころから好きだった絵を再び描き始め、作品展を多数開催。同時にゆかりのある各地のむかしばなしを集め、現地の生活とともに本として紹介している。現在はレユニオン大学、高校にて日本語講師。サン・ドニ裁判所認定法定翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカツキ
10
フランス・ロレーヌ地方のむかし話や家庭料理のレシピを紹介した本。特に面白かったのは、レシピにもあるお菓子にまつわるお話「マドレーヌ」「マカロン・ド・ナンシー」、旅人の巧みなおねだり術「小石のスープ」。このほかにも食べ物にまつわる話が多いのは美食の国フランスっぽいかも。地域の歴史を織り交ぜた話もあって、今という時代もむかし話になっていくのだなとしみじみ。どんな話が作られて残っていくのか、人の身では知ることができないのが残念。2022/08/14
よだみな
0
むかしばなしと+ロレーヌ地方のレシピ付き2022/03/25