内容説明
“クイーンの定員”に選出された傑作短編フロジェ判事が探偵役の「十三人の被告」と行動派刑事G7が活躍する「十三の謎」を収録!至高のフレンチ・ミステリ!
著者等紹介
シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ] [Simenon,Georges]
1903‐1989。ベルギー、リエージュ生まれ。中等学校を中退後、職を転々とした末、「リエージュ新聞」の記者となる。1919年に処女作“Au Pont des Arches”を発表。パリへ移住後、幾つものペンネームを使い分けながら、大衆雑誌に数多くの小説を執筆。「怪盗レトン」に始まるメグレ警視シリーズは絶大な人気を誇り、長編だけでも70作以上書かれている。66年にはアメリカ探偵作家クラブの巨匠賞を受賞
松井百合子[マツイユリコ]
法政大学在学中アテネフランセでフランス語を習得。大学卒業後、フランス、ストラスブルグ大学フランス語学科に留学。帰国後フランス系外資金融機関東京支店勤務を経て現在翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
119
J7登場のパートが一番ワクワクした。そこはこの作品の一番最初のパート。というわけで、尻つぼみなのである。語り手とJ7の大々的な活躍を楽しみたかったのな。各話が10ページほどの短編ばかりでは入り込む間に終わってしまう。週刊誌にこんな作品があれば確かに毎週楽しんで読めただろう。2019/04/27
nightowl
4
トラミスのはしりと取調室シリーズのはしりといえそうな一冊。謎の方はドラマのプロットを読まされているようで物足りない。後者は予審判事と被告の駆け引きで読ませる。予審判事のアプローチが各々異なっているので次はこう来るのかと楽しかった。とはいえこちらに2800円はちょっと…ミステリの醍醐味も文学としての味わいも薄い。元々週刊読物誌に掲載されたものである時点でお察しあれという所。2018/12/02
ekoeko
2
G7刑事が活躍する「十三の謎」,ロジェ判事が探偵役の「十三人の被告」の短編集。面白いのか面白くないのかよくわからなかった。2018/12/25
Hiroko Hiwa
2
フロジェが主人公パートよりも、ジェセットが主人公パートのほうが好み。2018/12/03
ヨッシー
1
新刊46冊目2019/01/20