内容説明
時は寛政六(1794)年、江戸の街に突如として現れ、たった10ヶ月の間に145点余りの作品を残し、忽然と姿を消した東洲斎写楽。迫力ある大胆なその役者絵は、多くの民衆の心を惹きつけ、瞬く間に人気絵師の仲間入りを果たすが…。謎多き浮世絵師と個性あふれる人々を生き生きと描くヒューマンドラマ!
著者等紹介
中島かずき[ナカシマカズキ]
1959年、福岡県生まれ。舞台の脚本を中心に活動。85年4月『炎のハイパーステップ』より座付作家として「劇団☆新感線」に参加。以来、『髑髏城の七人』『阿修羅城の瞳』『朧の森に棲む鬼』など、“いのうえ歌舞伎”と呼ばれる物語性を重視した脚本を多く生み出す。『アテルイ』で2002年朝日舞台芸術賞・秋元松代賞と第47回岸田國士戯曲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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