パレーズ・エンド<br> ノー・モア・パレーズ

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パレーズ・エンド
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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846016838
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

一九一八年一月。第一次世界大戦が進行する只中、主人公のクリストファー・ティージェンスはフランスのルーアンにある丘站基地で前線に送るための兵の訓練に勤しんでいる。兵たちからは慕われる良き将校(大尉)だ。思いを馳せるのはイングランドに残してきた恋人ヴァレンタインのこと。だが、そこに別れたはずの妻シルヴィアがかつての愛人ペローンとともに乗り込んできて、大騒動を引き起こす…。

著者等紹介

フォード,フォード・マドックス[フォード,フォードマドックス] [Ford,Ford Madox]
1873年生まれ。父親はドイツ出身の音楽学者Francis Hueffer、母方の祖父は著名な画家Ford Madox Brown。名は、もともとFord Hermann Huefferだったが、1919年にFord Madox Fordと改名。多作家で、初期にはポーランド出身のJoseph Conradとも合作した。代表作にThe Good Soldier(1915)、Parade’s Endとして知られる第一次大戦とイギリスを取り扱った四部作(1924‐8)、1929年の世界大恐慌を背景としたThe Rash Act(1933)などがある。また、文芸雑誌English ReviewおよびTransatlantic Reviewの編集者として、D.H.LawrenceやJames Joyceを発掘し、モダニズムの中心的存在となった。晩年はフランスのプロヴァンス地方やアメリカ合衆国で暮らし、1939年フランスのDeauvilleで没した

高津昌宏[タカツマサヒロ]
1958年、千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了、慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。北里大学一般教育部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

108
クリストファーの心の持ち方、生き方にとても惹かれる。シルヴィアもそうなのだろう。でも愛はどこか他にあるのかもしれない。彼女の美しさが言葉たちの間から匂い立ってきて、ティージェンスの心の揺れが、そしてそもそもの結婚に至った理由が、痛みとともにこちらまで納得させる。為すべき事を理性と常識から行う清々しさと、気をひくために自分も相手も傷つけなければ行動できない哀しさを強く感じたこの巻。訳者による英国陸軍の階級と登場人物の表が素晴らしいものだった。2021/01/11

Э0!P!

2
男女の愛憎、模範的家庭、戦場の論理が己を主張し牙を向き合う中で、ティージェンスは一見恬澹とそれらを凪のように収めていく。悪魔のような攻撃を耐え忍ぶ心の奥底では叶わぬ愛を求めて苦痛に咽び、体面を保つという英国紳士として最低限の指針をなんとか固持しているのである。死の恐怖が現実化し、逃れられぬ運命を半ば悟るティージェンスの前途は如何様になるのであろうか。2024/02/08

takeakisky

0
話さないでいることは、わたしのすこぶる得意とするところだ。もはやなくなってしまっている特定の階級の行動様式を少しばかり客観視する。しかしまた、自分がそれと切り離し難く結びついていることも、同時に自覚する。戦場での愚かな指示にも表立つ異を唱えず諾とする主人公。やや焦ったい。ゲームと駒。優秀な者も集まると愚かになる。妻シルヴィア、狂気の二律背反。面白いことに、レヴィンの目を通して見る光景が一番しっくりくる。君は英国人ではないからね。英国人は全員多かれ少なかれ狂っている。寝ながらヴァレンタインと話すクリストファ2024/10/31

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