出版社内容情報
世界の名著101冊の書き出しの文章。 『ハンムラビ法典』から、ホッブス『リヴァイアサン』を経て、ケインズ『一般理論』に至る…世界の名著=101冊の“書き出し”の文章はどんなものか? 『ハンムラビ法典』から、ホッブス『リヴァイアサン』を経て、ケインズ『一般理論』に至る叡智の系譜を辿る。
熊木信太郎[クマキシンタロウ]
編集/翻訳
内容説明
人間観の変遷と時代精神。世界の名著=101冊の“書き出し”の文章はどんなものか?『ハンムラビ法典』から、ホッブス『リヴァイアサン』を経て、ケインズ『一般理論』に至る叡智の系譜を辿る!
目次
ハンムラビ法典(バビロニア)(紀元前十八世紀)
孫子―孫武(紀元前五三五頃?)
論語―孔子(紀元前五五二~四七九)
歴史―ヘロドトス(紀元前四八五頃~四二五頃)
戦史―トゥキュディデス(紀元前四六〇頃~四〇〇頃)
ソクラテスの弁明―プラトン(紀元前四二八頃~三四七)
政治学―アリストテレス(紀元前三八四~三二二)
史記―司馬遷(紀元前一四五頃~八七頃)
旧約聖書
弁論家について―キケロ(紀元前一〇六~四三)〔ほか〕
著者等紹介
熊木信太郎[クマキシンタロウ]
北海道大学経済学部卒業。都市銀行、出版社勤務を経て、現在は翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
24
ベーコン『随筆集』で、「実際に害をなすのは、心を過ぎ行く嘘ではなく、心に沈殿し、いつまでも消えることのない嘘である」(79頁)。嘘が後々ばれて、取り返しのつかない事態を日本人は招くことを自覚しておかないとまずい。あまりに最高責任者が嘘つきなので。デカルト『方法論序説』で、「良識はこの世界でもっとも公平に分配されているものである。(略)単に良識を持つだけでなく、使いこなせるか否かが重要なのである」(83頁)。良識ある人になりたい。2018/12/29
みいやん
7
ハンムラビ法典から始まって聖書や独立宣言など世界史の教科書に出てくるような名著。冒頭だけなので、もう少し全体像の解説があるとよかったが、何となく雰囲気はつかめる。紀元前のものがおもしろかった。2018/09/12
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